あ、ウサ美・・・ひさしぶりね・・・いらっしゃい・・・
えっ?
死にそうなルックスしてるって?
もう・・・疲れたのよ・・・ずっと家にこもってせどりばっかりやってるからね・・・。
いつからって?
え、えっとー・・・たしかリオのオリンピック終わったあたりじゃないかしら・・・。お陰でコロナとは無縁の毎日よ・・・。
っていうかっ・・・!
もう、いやぁぁああっ!
いやなのぉぉおおっ!!
もうせどりなんかやりたくないっ!
もう飽き飽きよ!
「小鳥」とか「踊り」って聞いただけでも吐き気がするのっ!
病院行ったら絶対「せどりアレルギー」とかっていう未知の病名つけられるわっ!
まあ・・・その分お金は貯まったけどね・・・。
フィリピンあたりの土地なら買い占められるわよ。
だからって金のためだけにこんな生活続けていくなんて、それで幸せって言えるのかしら・・・。
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
本記事の信頼性
40歳でIT業界歴 20年。
プログラマーと せどり をやりつつ
会社の経営もしております。
せどり では2年以上安定して収入を得ています。
( 1日2時間程度の時間で安定して最低でも せどり のみで
1か月25万円以上 多い時は 1か月50万円以上得ています)
結論・辞める選択肢もありますが、辞めずに続ける方法も考えるべきです!
つい最近、友人の一人にばったり会いまして。
中卒で、ずーっと建築現場で働いているヤツなんですが、久しぶりの再会なんで色々話してたら
っていうんですね。
建築以外ではバイトもした事ないはずだし、ネットビジネスなんかとは程遠い人間なので、びっくりすると同時にせどりが広く周知されてきているんだなと実感したわけです。
ところが話を聞くと
っていうわけですよ。
まあ、始めてから日も浅い割にはまずまず収益も出ているようだし、僕からすれば建築現場の超絶肉体労働に比べれば遥かに楽だろうと思うのですが、彼は「せどり」に対してかなり苦痛を感じているようなんですね。
軌道に乗るまで多少時間や手間は掛かりましたし、現在も毎日2時間程度はせどりに時間を費やしているので、当然
って感じる事が無いわけではないですが、手間に対する収入の割合を鑑みると、
とも感じるわけです。
とは、よく聞くセリフです。
その事実を誰もが分かってはいるものの、
というのもまた真実。
せどりは疲れた・もう辞めたい、と感じているなら、当然「辞める」事も出来るわけですが、「辛い理由は何なのか」を考え、その理由を無くす努力をする事も一つの手段です。
今日は、「せどり」が辛いと感じる主な理由と、その解決方法を考えてみましょうか!
思ったより「せどりは大変!」と感じる理由
最初にはっきり言ってしまえば、
って思いますし、大多数の方達はこの事実に気付いているとは思うんですね。
安月給で寝る間も無いほど働いている人達は現実にたくさんいるわけですし。
で、正直言って
とは思えないんですよ、どう考えても。
しかしながら、それでも「疲れた」「辛い」という理由で「せどり」をリタイヤする人はたくさんいるわけです。
では、せどりが辛いと感じる主な理由は何でしょうか。
「楽して稼げる」イメージが蔓延している
抜本的な話しますけど、ごく一部の例外を除いて、「お金」は誰でも欲しいわけですよね。
で、みんなが欲しているからには、他の人がやりたくない事をしたり、他の人にはできない事をしたり、もしくは他の人がやってない事をしたりしなきゃ手に入らないわけです。
でも、幸か不幸か、やっぱり「せどりは誰でも楽してお金を稼げる」ってイメージがあるわけじゃないですか。
暇な時間にパソコン開いて、商品を右から左に捌くだけで、誰でも億万長者になれる・・・。
まあ、はっきり言ってそんなわけないんですよ。
そんな仕事あったら超絶ハイパーインフレになって「からあげクン=2980円」みたいな世の中になるでしょうね。
せどりで大きく成功した人達の中には「コンサル料」で稼いでる人も少なくありません。
たくさんの人に利用して欲しいわけですから、当然ネガティブな情報は可能な限り少なくするでしょう。
「ノウハウさえ知れば誰でも稼げますよっ」って感じで。
ネットでせどりについて情報発信している人達も多くいらっしゃいますが、そもそも、
なんて記事を書く人はほとんどいませんし、「人が羨む成功談」ばかりが目に入るため、
という心持ちでせどりを始めてしまう、というのが挫折者の多い理由の一つではないでしょうか。
のと同様に、ギャップがあると本質以上に良く見えたり悪く見えたりしますからね。
単調な作業の繰り返し
「特別な訓練や経験が無くても始められる」のがせどりの大きな長所であるわけですが。
それは逆に捉えれば、「特別な技術を必要としない、単純な作業の仕事」であるという事。
せどりというビジネスは
リサーチ→仕入れ→検品→出品→梱包→発送
という作業を繰り返して利益を得るわけですが、逆に言えばこれ以外の事はしません。
加えて、これをずーっと続けなければならないのです。
特に「リサーチ」に関しては面倒だと感じる人は少なくないでしょう。
売れる商品、収益の高い商品は常に変化し続けますし、仮にそれを見つけても安定して仕入れが続けられかどうかはわかりません。
「供給」を「需要」が上回る時に「利益の大きい取引」が可能なわけですが、毎日リサーチを続けているせどらーは沢山います。
その結果、「供給量」が増え続ければ自動的に「需要」は減るわけですから、同じ商品で儲け続ける、というのはほぼ不可能なんですね。
「せどり」は「成功報酬型」のビジネスなんです。
月収が何百万円になろうとも、その事実は永遠に変わりません。
それはつまり、ど素人だろうが超ベテランだろうが「常に働き続けなければ稼げない」という事。
泳ぎ続けなければ死んでしまうマグロのようなものです。
同じネットビジネスではあるものの、YouTubeやブログなどの情報発信のように「苦労して作り上げたモノがその後も利益を生み出し続ける」という事がありません。
単純な作業を延々と、ずーっと繰り返さなくてはならない。
その事実に
と感じるのも無理はないかも知れませんね。
販売サイトの規約変更によって突然状況が悪くなる
月に何十万・何百万と「一般的なサラリーマン」には到底稼げない額を稼げるようになると気持ちが大きくなりがちですが、つまるところ我々せどらーは「販路」、つまりは「商品を売る」という最も重要なセクションを「販売サイト」に頼っているわけです。
仕入れに関しては複数の手段がありますが、販売に関しては数の限られる「販売サイト」を頼るしかありません。
これは、
と言っても過言ではないでしょう。
王様の土地を借りて食物を育てているようなものです。
まかり間違って「アカウント閉鎖」なんて事になったら一巻の終わりです。
そのため、サイト側が定める「規約」に違反することのないよう、常に気をつけなくてはなりません。
しかも恐ろしい事に、サイト側の意向でその「規約」がいきなり変更になる事も珍しくないのです。
「せどり」が大きなビジネスになった事に伴い、大きな問題となる行為も増加したため、2019年には「チケット不正転売禁止法」という法律が作られましたし、2020年のコロナ禍には3月〜8月という限定した期間ではありましたが、マスクや消毒液の高額転売を禁じる法律が施行されました。
法律を変えたり、新しく作って実行するには膨大な時間と手間がかかりますが、販売サイトの「規約」は、王様である「サイト」の鶴の一声です。
そして、場合によってはその変更で「法律違反」よりも大きなダメージを受ける事があります。
現実に、私も規約変更により仕入れをした商品が出品できない、という事態に陥った事があります。
(仕入れた商品が少量だったため傷は浅かったですが。)
長い年月と手間を掛けて作り上げたメソッドが規約変更によって灰燼と化す。
その悲劇に「疲れてしまった」人も少なくないでしょう。
やりがいがない
何度も何度も書きますが、「楽な仕事」なんてそうそうないと思うんですよ。
特に日本人はめっちゃくちゃ働きますから。
スペインの商店なんて、土日は休みなのに平日もランチとディナーの間に「シエスタ」なんつってたっぷり何時間も休みますし、食事もゆっくり1日5回くらい摂りますからね。
とはよく言ったもんです。
もちろん、給料が日本よりも遥かに低い国はたくさんありますが、日本の労働者全員が「給料がいいという理由だけで頑張っている」わけではありませんよね。
大なり小なり、自分が従事する仕事にプライドなり、やりがいなりを感じているから頑張れるはずです。
しかしながらですね、残念ながら「せどり」において「高い収益」以外のやりがいを見つけるのは難しいんじゃないかと思うんですよ。
上記の通り、単調作業の繰り返しですし、大きなプロジェクトに従事しているわけではないので、
っていう達成感も感じられませんし、基本的に一人で行う作業なので、
っていう感動とも無縁ですよね。
自分のスキルが上がって新しい仕事が出来る様になった、という実感を得ることも無い。
昇進があるわけでも無く、仲間と打ち上げに行くわけでも無く、愚痴をこぼす相手もいません。
単純な作業内容と同様、平坦に淡々と流れ続ける毎日に「疲れた」と感じてしまうのでしょう。
疲れても続けるためには
というわけで、大ブームのせどりも、いいところばかりじゃないんですよ。
私も副業としてせどりをやっておりますが、
妻から「そんなめんどくさそうな事よく続けられるね」と言われて心折れそうになった事もあります。
しかしですね。
じゃあ、せどり辞めて他の副業始めようかって考えた時に、
正直なところ。
私はせどり歴3年、毎日2時間程度の作業で平均25〜35万円位です。
本業のプログラミングの仕事もしておりますし、ブログも書いていますし、ほとんど家にいるので小さい娘二人の育児も6割程は僕が担当しています。
この多忙な毎日の隙間時間に出来て、これだけの収入が残せる仕事ですので、そう簡単に辞めるって話にもならないんですよ。
幸い僕は「せどりアレルギー」になるほど作業が嫌なわけではないですし。
もちろん、作業が嫌で嫌でしょうがない人ももちろんいるでしょう。
ならば、ただ苦痛に耐えながら続けるのでは無くて、「少しでも楽に続けられる努力」をしてみるべきではないでしょうか。
やり方を変えてみる
冒頭に書いた友人がまさにそうなんですが、スマホとメルカリだけで販売を行なっているんですよ。
メルカリを販路にするのが間違いだとは思いませんが、長期的かつ大きな利益を得るならば、アマゾンも利用した方がもっと効率がよいのでは?と感じます。
メルカリは細かいメッセージや値段交渉などのやりとりが手間ですし、アマゾンのFBAの様なサービスが無いので、梱包・発送などに時間が掛かり過ぎます(FBAに関しては「せどり初心者向けFBA解説」をご覧下さい!)。
また、スマホのみで作業をするのはメチャクチャ効率が悪いのでパソコンを用意するべきです。
まあ、長くせどりを続けいる人にここまで効率の悪い方法をとっている人はいないと思いますが、「自分のやり方を一度見直してみる」事は大切かと思います。
効率を良くする事で収入を上げる事もできますが、作業時間を短縮する事も出来るわけですから、
って人は効率化を図って「疲れ」を半減させるべきですね。
外注化する
というのであれば、「他の人の手を借りる」というのも一つの手です。
先日、自身のせどりにおける収入を時給換算したところ、ざっと「五千円前後」でした。
仮に、ここから40%を支払ったとしても「3000円」の時給は残るわけです。
外注にお願いする作業はリサーチでも仕入れでも構いません。
なんにせよ純収入は減るわけですが、それによって辛くてしょうがないビジネスを続ける事ができて、さらに他人に仕事を与える事も出来るわけですから、
というよりも遥かに生産性のある選択だと言えるでしょう。
せどりから「メーカー直取引」にステップアップする
せどりの弱点は、他の誰もが「やろうと思えば同じ事が出来る」所です。
なので、より安定して長期的に稼げるようにするには他のせどらーとの差別化を図らなくてはなりません。
そのために現状で有効と考えられるのは「メーカー直取引」です。
これは厳密に言えば「せどり」とは異なるビジネスにはなりますが、全く異なる形態では無く、単純に「仕入れを製品メーカーから直接行う」点のみが異なります。
よって、今まで培った経験やメソッドを活かしたまま、安定した仕入れを行う事が出来る。
もちろん、
って気軽なものではありませんが、気軽でないからこそ最終的に他のせどらーとの差別化が図れますし、ゴールを設定する事でそれに向かってモチベーションを上げ、具体的な努力が出来るはずです。
「せどり」と比べると「メーカー直取引」の参考となる情報は多くはないですが、私が以前読んだ本を一冊ご紹介しておきましょう。
販売ビジネスを続けるなら読んでおいて損はないはずですよ!(Amazon国内メーカー直取引完全ガイド/中村裕紀)
相談できる仲間を見つける
今時の会社は「効率」を重視し、無駄だと判断するものは切り捨てるので、昔ながらの「飲み会」なんかはずいぶん減ったようです。
隣のデスクの人にまでメールで要件を伝える事も珍しくないようです。
「プライベートと仕事は別」という考えが間違いだとは言いませんが、やはり仕事をしているのは感情を持った「人間」です。
コミュニケーションが希薄な会社ほど人間関係が悪く、かえって「効率」が悪い、というのは良く聞く話です。
私の本業であるプログラマーの業界においてすら、
だと、当たり前に言われております。
「温故知新」。
確かに、古い時代の企業は随分と無駄な時間と苦労を伴う「歪んだ文化」を持ち続けて来たのかも知れませんが、その全てが無意味で間違いだったとは思えません。
時には酒を飲み、心を許し、愚痴を吐く事も、長く苦しい社会人人生を送るためには必要な事なのではないでしょうか。
特に「せどり」は孤独な戦いです。
たとえ家族であっても、やったことのない人間にはその苦労や辛さは分かりません。
自分と同じようにせどりに励み、疲れている人間を見つけ、相談したり愚痴を吐いたりする事が、思いのほかやる気を出すメソッドになるかも知れませんよ。
さいごに。
私が3年前にせどりを始めた頃、始めるのはもう「遅い」と言われておりました。
誰でも気軽に始められて、稼げる可能性が高いビジネスは手を出す人が多く、すぐに飽和して稼げなくなるだろうと。
しかし、3年経ってもわたしのせどりによる収入は下がるどころか順風満帆です。
いつまでも稼げるとは考えてはいませんが、すぐに終わりが来るビジネスだとも思えません。
これはもしかすると、始める人も多いかわりに、辛くて辞めてしまう人が多いからなのかも知れませんね。
今回、何度も書きましたが、「楽な仕事」なんてそうそうないはずです。
疲れたから辞めてしまおう。
と選択するのは簡単です。
自分の一存ですぐにギブアップできる仕事です。
でも、「辛い」や「疲れた」から逃げ出す癖がついてしまうと、どの仕事についても同じ事の繰り返しになってしまうかも知れません。
一生のうち「自分に向いている」と感じられる仕事に就ける人も少数だと思います。
場面だってきっと訪れるはずです。
「せどり」は確かに単純作業の仕事ですが、ここで「辛い」に立ち向かうためのトレーニングもしてみるべきじゃないでしょうかね!