今月もダメだったわっ! 目標に届かなかった(>人<)
いやんなっちゃう!
え?
あたしの目標?
ほら、あたし、せどりやってるじゃない?
そこそこ利益は出せるようになったんだけど、どうしても「月収10万円」っていう最初の目標に届かないのよね。
いつもね、「利益が1円の本」をガンガン捌いてるわけよ。
寝る間も惜しんでバリバリ働いてるけど、やっぱり10万冊捌くのは無理あるわよねぇ・・・。
こないだまではね、超レアなアート作品扱ってたのよ。
売れたら、一撃で利益10万円以上出るんだけど、なかなか売れなくてねぇ・・・。
でもね、オークションサイト調べたら、前に同じ価格で落札されてるのよぉっ!
・・・5年くらい前だけど・・・。
ああ、月に10万円あったら夢の「極みひとみ人参ジュース」を毎月飲めるのに・・・(一本約10万円)。
どうやったら達成できるのかしら?
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
本記事の信頼性
40歳でIT業界歴 20年。
プログラマーと せどり をやりつつ
会社の経営もしております。
せどり では2年以上安定して収入を得ています。
( 1日2時間程度の時間で安定して最低でも せどり のみで
1か月25万円以上 多い時は 1か月50万円以上得ています)
結論・「今現在、稼げる方法」を実践するべきです!
せどりはやった事ないけど言葉の意味はわかる、という人も増えたように思います。
私がせどりを始めた3年前、既に
と言われておりました。
しかしながら、現在もせどりで月に100万円を超える収入を得ている人はいますし、そこまで高い収入ではなくとも、せどりによって生活がレベルアップした、という人はたくさんいます。
かくいう私も、1日2時間程度の作業で一般的なサラリーマン程度の月収を得る事が出来ております。
せどりの特性上、各月の収入は一定ではありませんが、「平均30万円程度」です。
「この先もずっと稼げるビジネス」かどうかは分かりませんが、すぐに稼げなくなる、というのも考えにくいかとは感じますね。
以前から「もう稼げなくなる」と言われながらも、未だに有効なビジネスである理由はいくつか考えられますが、一つは「せどりのやり方も段々と変化している」という事。
そもそも「せどり」という単語の語源は多説ありますが、よく言われるのは
という話です。
現在でも本をせどりで扱う人は少なくありませんが、これだけせどりが普及した現在、「本を対象とした店舗せどり」のみで誰もが「10万円稼げる」のかというと、少々難しいのではないかと感じます。
現在のせどりは、「インターネットの普及」により大きく形を変えました。
ある程度以上の収入を得るのであれば、「現在のせどりに沿った方法」を学び、実践しなくてはなりません。
「月収10万円」を達成するために、何を実践すべきかを一緒に考えていきましょう!
資金の確保
「月収10万円」という目標を達成するにあたり、まず大前提として「資金の確保」をしなければなりません。
ご存知の通り、せどりは「安く仕入れた品を高く売る」というシンプルなビジネスです。
仕入れ値の何倍もの価格で売れる商品がバンバン見つかれば、
ってなもんですが、多くのせどらーがネットを駆使して日々リサーチを行なっている現在において、利益率が極端に高い商品ばかりをコンスタントに見つけるのは困難です。
一般的に、せどりにおいて目安とすべき利益率は「20%前後」と言われています。
となると、10万円の利益を出すためには大体50万円分の仕入れをしなければいけない、という事になります。
さらに、毎月同じ利益を出し続けるには「50万円分の仕入れを毎月行う」必要があるのは言うまでもありません。
また、50万円分仕入れたところですぐに、必ず収入が得られるというわけではありません。
せどりはあくまで「成功報酬型」のビジネスです。
当然ながら、「50万円使って仕入れた商品が全部売れた時点」で10万円の利益が得られるわけですし、コンスタントに安定した売上を出せるようになるまでにはある程度の期間が必要となるでしょう。
仕入れた品を一つ残らず捌く、というのは決して簡単な事ではありませんし、在庫として抱えている間に商品の流通価格が下がり、「20%よりも遥かに低い利益」、もしくは「仕入れ値より低い価格」で売らなければならないケースもよくあります。
よって、
という考えもリスクが高いです。
カードの支払日が来た時点で、充分な売上が無ければその時点でゲームオーバー。
「誰でも簡単に始められて、収益化までの期間が短い」というのがせどりのメリットではあるものの、「月収10万円」という目標を継続して達成するためには、ある程度の土台が必要だということです。
貯金が無く、せどり以外に資金を作る手段が無い、という状況であれば、コツコツと資金を作るしかありません。
いきなり50万円の仕入れを行うのでは無く、無理の無い額で仕入れを始めて徐々に増やしていく。
仕入れ値がなるべく安い商品や、タダで仕入れる事ができるもの(自宅の不用品、貰ったもの、サンプル品など)も販売していくと良いでしょう。
物販ビジネスが未経験ですと、目先の「売上金」ばかりに目がいってしまい、「仕入れ金やその他の経費」を差し引いた「純利益」を正確に把握できていない人が多いんですよ。
あぶく銭のつもりですぐに使ってしまう人も少なくありませんが、「ビジネスのための資本金を作る」という意識を持つことが大切です。
リサーチの徹底
せどりに関する他の記事でも繰り返し書いておりますが(「せどり」の始め方【初心者向け】)、
であります。
「せどりが誰でも100%稼げる仕事」だと私は思いませんが、「しっかりしたリサーチを継続して行う」事が出来ればほとんどの方がある程度以上の成果を上げる事が出来るはずです。
リサーチすべき点ははいくつもあります。
回転率の高い商品は何か、利益率の高い商品は何か、より安く仕入れが可能な仕入れ先、定価以上で販売可能なトレンド商品、時期による価格変動、店舗のセール時期、などなど。
そして、これらに関するリサーチを「ずっと継続して行う」必要があります。
なぜなら、「利益が出せる商品や仕入れ方法」は常に変化するからです。
先月高く売れていた商品が現在も同じ価格で流通しているかは分かりませんし、入手困難な人気商品が明日どこかの店舗で多数入荷するかも知れません。
「リスクを回避する」ための情報収集も必要です。
今まで販売できていた商品に対してメーカーなどからクレームが入り、アマゾンで販売が突然できなくなる、という事もありますから。
アマゾンの売り上げランキングやメルカリ・ヤフオクなどの過去の取引履歴、デルタトレーサーやkeepaなどの無料のリサーチツール、さらにカルーン!IDせどりなどの有料ツールも存在します(詳しくは別記事「電脳せどり効率化ツール紹介」【使用経験済みツールのみ紹介】をどうぞ!)。
Twitterやインスタなんかにせどりの情報をアップしている人も沢山いますよ。
「10万円稼ぐ事」と「月収10万円を稼ぎ続ける事」では全く難易度が違います。
使い古しのメソッドを繰り返すだけでは安定・継続した収入を得る事は出来ません。
「常に最新の情報をインプットする」ためのリサーチの徹底こそが、目標達成のための絶対条件です。
仕入先と取り扱う商品の幅を広げる
上記の通り、「古本屋のみの店舗せどり」で「月収10万円」を継続するのは少々難しい時代になってきました。
というのも、これだけせどりが普及した今、大型の古本屋では流通価格をしっかりリサーチしているからです。
そのせいもあり、一昔前とは違って利益が大きい掘り出し物の商品はホイホイ見つからなくなりました。
かと言って、利益がスズメの涙ほどの商品を山の様に売り捌くというのも大変です。
まして、副業としてせどりをやっている方なら時間的な制約がありますよね。
加えて、本に関しては「以前から本専門にせどりをやってるスーパーベテラン」が結構な人数存在します。
せどりにおいて、誰も真似できないような特殊なスキルが必要になる場面はありませんが、「長い経験から得るコツやノウハウ」がモノをいう事は結構多いんですよ。
貴方が一冊仕入れるための時間で、何十冊も仕入れが可能な上級者達がライバルなわけです。
ビギナーがそれなりの結果を出そうするのであれば、若干なりとも他者との差別化を図るべきであり、そのために「仕入れを行う場所」も「取り扱う商品」も幅を持たせるべきなんです。
仕入れ先の「幅」
仕入れ方法には大きく分けて二つの方法、「店舗せどり」と「電脳せどり」があります。
「店舗せどり」は実店舗に足を運んで、「電脳せどり」ではショッピングサイトやオークションサイトなどを利用して仕入れを行います。
ネット全盛期の現在では電脳せどりが主流になりつつありますが、未だに店舗せどりのみを行う人も多く、どちらもメリットとデメリットが存在します。
「店舗せどり」
○メリット
- お宝商品が多く眠っている
- 商品の絶対数が限られるので探すべき商品を絞りやすい
- 商品の状態をしっかり確認出来る
- 1箇所で大量仕入れが可能
- 送料かからない
- すぐに販売出来る
○デメリット
- 時間がかかる(店舗までの往復と商品を探す時間)
- 店舗の営業時間外は不可能
- せどり行為を禁止している店舗もある
- 良い仕入れ先が近くにあるとは限らない
- 結構な力仕事
「電脳せどり」
○メリット
-
いつでも、どこでも出来る
-
世界中のショップから探せる
-
一つの店舗の在庫に依存しないので、同じ商品を安定して仕入れられる
○デメリット
-
競争率高いので、利益の高い商品は見つかりにくい
-
商品を実際に目で見て確認出来ない
-
基本的に送料がかかる
-
購入後、届くまでに時間を要する
とまあ、こんなところでしょうか。
で、つまるところどちらがおすすめかと言いますと、
というのが良いかと。
というのも、両者を見比べると「一方のメリットが一方のデメリットの逆の特徴を持つ」というのがお分かり頂けるかと思います。
併用する事で両者のメリットを活かし、かつデメリットを可能な限り無効化する、というのが理想的。
そうする事で「安定した収入を継続して得る」事が出来る様になります。
というのは難しいと思いますので、ご自身のライフスタイルや好みなどによってどちらをメインに行うかを決めればいいとは思いますが、どちらがメインにせよ「うまく両者を併用する」というのが現代的で有効な手段です。
取り扱う商品の幅
ネットが普及した事が「せどり」に与えた影響は多くあります。
上記のように、「仕入れ」の形も大きく変わりましたが、1番大きな変化は「販路」に関してではないでしょうか。
以前は、素人である個人が「物を売る」というのはハードルが高く、質屋やリサイクルショップ、たまに開かれるフリーマーケットくらいしか選択肢はありませんでしたが、現在はアマゾンや楽天、メルカリやヤフオクなど様々な形で販売を行う事が出来ます。
ヤフオクで車はおろか家も売ってますし、メルカリではペットボトルのキャップやトイレットペーパーの芯まであります。
どうしても初心者は「自分の知識のあるもの」や「興味のあるもの」ばかりを取り扱う傾向があります。
もちろん、そういった商品であればより利益の高い商品を見つけやすいのでしょうが、取り扱うカテゴリーが狭すぎると安定した収入を得るのは難しいですね。
なぜなら、「利益の出る商品」は常に変化するからです。
「需要」が「供給」を上回る時に流通価格は高くなりますが、そうなると「その商品を販売しよう」という動きが強くなりますので、自然と供給が上がり、結果として「需要」は下がっていきます。
具体的に言えば、在庫切れが続いてプレ値で取引されていたゲーム機が、ある日大量に販売されて流通価格は下がった、という状態。
逆に、昨日まで全く知名度の無かったブランドの洋服やコスメが、著名な芸能人やインフルエンサーの影響によって、いきなり人気に火が付く事もよくあります。
時期による需要の変化もありますよね。
タンクトップやクーラーを冬に買う人は少ないですし、ハロウィンやクリスマスの用品はその時期にのみ極端に需要が高くなります。
「店舗せどりと電脳せどりの比較」同様に、商品のカテゴリーにもそれぞれ特徴があります。
本ならば仕入れ値が安く回転が早いが利益が低い、中古家電だと利益は高いが仕入れ値も高いし大きくてかさばる、フィギュアは高い利益が見込めるものがあるが見つけるのに手間と時間を要する・・・などなど。
あまりカテゴリーを広げすぎても手に負えなくなる可能性が高いですが、一年を通して収入を安定させるためには「各カテゴリーのメリット・デメリットを目極め、いくつかを上手に併せ持つ」必要があるのです。
ポイントやセールを利用する
なんだかんだ言いながら、「せどりが稼げなくなるだろう」と言われている最大の理由は「競合ライバルが多いから」です。
今やほとんどの人がスマホを持っていますし、「せどり」は特別な準備や訓練が必要無く、いつでも誰でも始められるビジネス。
しかも一般的なサラリーマンの何倍も稼ぐ人がいるとなれば、新規参入者が多いのは当たり前ですね。
メルカリなんかを見ていると、「せどり」でよく扱われるジャンルの商品に関しては、
と感じます。
多くのせどらーがしのぎを削る中、利益が出る商品を仕入・販売し続けるのは少しづつ、徐々に難易度が高くなっていきます。
なので、ちょっと視点を変えてみましょう。
販売した価格−仕入れた価格=収入(実際はその他の経費や手数料もかかりますが)という当たり前の構図を疑ってみます。
例えば、「購入価格の10%がポイント還元される」というショップで仕入れをするならば、購入価格と同じ価格で販売を行ったとしても、ポイントとして10%の利益が残ります。
ポイントには有効期限が設けられている場合がほとんどですが、個人的な消費ならまだしも、そのポイントを「資金」として仕入れに使えば期限までに使えきれない、というのは考えにくいですよね。
大きなショッピングサイトでは、特定の条件を満たせばポイントが15%になるプログラムなんかもあります。
単純な見た目だけの利益計算だけでは無く、ポイントなどのプラスアルファの要素も見越した上でせどりを行う。
セール時期を狙って大きく仕入れを行うのも有効な手段。
実店舗だけではなく、ショッピングサイトでも大型セールは数多く実施されています。
仕入れ値が下がれば当然純利益は上がります。
これらが「せどり」が蔓延し始めた現代において、安定して収入を得るための「現代型」の方法です!
さいごに。
一度だけ10万円を稼ぐ、というのであれば、どんな方法でもしゃにむにやれば達成出来るかも知れませんが、せどりをビジネスとするからにはある程度以上の安定した収益を出し続けなくてはなりません。
本文中でも説明させて頂いた通り、「安定かつ継続して収入を得る」ためには「今現在、稼ぐための最新の方法」を知り、実践する必要があります。
一昔前に稼げた方法と全く同じようにやっていても「目標達成」は難しいですし、現在有効とされるメソッドも時間が経てば徐々に通用しなくなるでしょう。
しかしながら、そこまで難しく考えなくてもいいんですよ!
というのも、「月収数百万を叩き出す」というのであればあらゆる作業を徹底的に突き詰めていかなければなりませんが、「月10万円」であるならば、上記のようなメソッドを一つ二つ組み合わせれば達成出来るはず。
難しく考えるより、まずはアクションです。
戦略無く行動するのは無謀ですが、一歩踏み出してみる勇気が無ければそれ以下の結果しか生み出せません。
せどりの方法も、それを扱う貴方もアップグレードを繰り返し、充実したせどりライフを送りましょうね!