私、バッキバキに固く心に決めたっ!
私、プログラマーはプログラマーでも「在宅プログラマー」になることにしたわっ。
だってさー、なにやら世の中、「香里奈」だか「紗里奈」だかってセクシーな女が老若男女誰彼構わずたぶらかして、熱出させたり食欲無くさせたりしてるらしいじゃない?
おっかなくて外なんて出てられないわよっ。
・・・えっ?
「コロナ」?
セクシーレディじゃなくてウィルス?
・・・まあいいわよ、そんなのどーでもっ!
どっちにしろ、外に出ない方がいいのは変わらないじゃないっ。
安心したわっ、私よりセクシーな女がいるのかと思って夜も眠れなかったわよ。
まあ、目が赤いのは寝不足じゃなくてウサギだからだけどねっ。
そもそもね、パソコン叩いてる仕事なのにわざわざ会社に行かなきゃいけないってのが合点がいかないのよね。
同じ様に家で働けるなら絶対そっちの方がいいじゃない?
でも、実際のところ、条件とか待遇とかどうなのかなー??
何か違いがあるのかしら?
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
本記事の信頼性
40歳でIT業界歴 20年。
プログラマーと せどり をやりつつ
会社の経営もしております。
結論・在宅のプログラミングのみでも稼げますが、条件や待遇、必要なスキルなどは常駐とは異なります!
2020年、東京でのオリンピックを控えたこの年、コロナによって世界中とんでもない事になっちゃいましたね。
オリンピックを始め多くのイベントが開催中止になるだけでなく、我々一人一人のライフスタイルにも多くの変化が訪れました。
その中でも、最も大きな変化の一つは「働き方」ではないでしょうか。
多くの業界において、他者との接触を避けるため出社は可能な限り控えリモートワークに切り替えている企業ばかりです。
しかし、医療や介護、建築や製造業などリモートに対応できない仕事ももちろんありますね。
基本的に、システム開発は多くのエンジニアが力を合わせて行いますが、作業の根幹が「パソコンを操作する」事ですから、がっつりリモートワークに適している様に感じますよね。
業界未経験の方であれば
と感じるかもしれません。
もちろん、パソコンとネット環境があれば在宅でもプログラミングは可能ですし、それだけで稼ぐ事も、食っていく事も可能です。
ですが、会社に常駐しているプログラマーと全く同じ様に、というわけにはいきません。
手掛けられる案件にも制約がありますし、求められるスキルの幅や質にも違いがあります。
また、同じ「在宅プログラマー」といいながら、「会社員」として在宅で働くのか「フリーランス」になるのかでも大きく状況は変わります。
というわけで、今日は「在宅プログラマー」に関してお話ししていきましょう!
「会社員」としての在宅か、「フリーランス」としての在宅か
という子供はいても、
って人は稀でしょう。
通勤のための準備が必要無く、往復の通勤時間が節約できて、要らぬ対人トラブルに頭を悩ます事も無い。
そりゃあ、家で出来るなら家でやりたいもんですよね、仕事。
では、現実的に「在宅プログラマー」になるためにはどうしたら良いのか。
これは、
もしくは
という、2つの方法に分かれます。
そして、どちらの「在宅ワーク」にもメリット・デメリットが存在します。
在宅ワークが可能な企業に就職する
「自分の家で仕事する」となると、「フリーランスのプログラマー」を思い浮かべる人が多く、自身の経験やスキル、会社という後ろ盾が無くなってしまう事への不安などから踏ん切りがつかない、という話をよく聞きます。
しかし、「フリーランス」として独立しなければ在宅プログラマーにはなれない、というわけではありません。
システム開発をしている企業はたくさんありますが、「在宅」での仕事を認めている会社とそうでない会社があります。
これは会社の方針や、主軸として受注している仕事の内容等に影響しますが、前者の会社に就職出来れば
が可能なわけです。
この形であれば、自らクライアントを探して案件を獲得するという苦労も、仕事が無くて全く収入を得られないのではないか、という心配も無用ですね。
単純に
という事です。
だからといって、すぐに誰でも簡単にこの立場で働ける、というわけではありません。
会社としても、スキルや経験、人間性において信頼のおけない社員を放し飼いにしておくわけにはいきません。
と納得させるだけの能力と経験が必要です。
新人のうちから在宅OK、という仕事はいわゆる末端のアルバイトの様な類のものだと考えていいでしょう。
独立してフリーランスになる
私自身も含め、
というエンジニアは「フリーランス」として仕事をしている人が大半かと思います。
フリーランスとして独立する事の大きなメリットは「大きな収入を得る可能性」がある事です。
会社勤めの場合は、クライアントの支払いから会社の取り分(オフィスの家賃や光熱費、新人や管理職の給料など)を差し引いたものが手元に入るわけですが、フリーであれば、それがまるっと直接自身に支払われるのですからね。
同じ仕事内容でも給料が2~3倍になる、というケースも決して珍しくありません。
もちろん、美味しい事ばかりじゃありませんけどね。
当然ながら、勤め先のサポートは一切受けられなくなりますので、クライアントから仕事を受注する事が出来なければ「収入ゼロ」という状況になりますし、予期せぬトラブルもハプニングも自身の責任において対応しなくてはなりません。
階段から転んで両手骨折、なんて事になったら即死亡フラグです。
プログラマーとしてのレベルを高く保ち続ける事に加え、自身の健康管理にも十分気を配る必要がありますね。
なお、参考までに「企業に常駐しているフリーランス」もおります。
ここでも「在宅=フリーランスではない」という上記の話が当てはまりますね。
在宅でも可能な作業とそうではない作業
前述の通り、業界未経験の方からすると、
と感じる事でしょう。
しかしながら、今後どれだけ在宅プログラマーの数が増えたとしても、会社常駐のプログラマーは決していなくならない、というのが真実です。
何故なら、オフィスでしか出来ない作業が少なからず存在するからです。
オフィスにしかない機器やシステムと接続して行わなければならない作業もありますし、セキュリティの関係上持ち出し厳禁の情報もあります。
特に、金融系のサービスの情報漏洩なんてあろうものなら・・・とんでもない事ですからね。
というわけで、なんでもかんでも在宅プログラミングで出来ちゃう、という事ではありません。
主に在宅での案件は、
- WEB開発
- スマホアプリ開発
が多いとされています。
これらは、「多くの人が利用できる様にネット上に公開」する事を目的としていますからね。
情報やコードに関してもネット上の情報共有がしやすく、リスクも低いわけです。
そうなると、在宅プログラマーに求められる言語も見えてきますね。
当然、WEB開発やアプリ開発によく使われる言語の需要が高い。
最近ではpython、swiftあたりの案件が最も多いようですよ。
在宅の大変なところ
在宅で働く事が出来ればメリットはたくさんありますが、もちろん大変な事もあります。
会社員でもフリーランスでも同様ですが、「自分を律する能力」が必要になります。
自分の与えられた作業に必要な時間を予測し、スケジュールを立て、それに沿って仕事を進める必要があるわけです。
プライベートな空間と仕事場が一緒になるため、誘惑の多い環境での「オン・オフ」の切り替えがしっかりできる人でないと、サボり続けたり、集中できずに効率の悪い作業をダラダラと繰り返す事になるのは目に見えています。
身支度をして会社までの距離を往復する、というのは確かに手間や時間がかかりますが、それによって「仕事へのスイッチが入る」人も少なくありませんからね。
また、一人きりの作業になるため、すぐに質問や相談が出来る相手が側にいない、というのもデメリットですね。
リモートじゃあ、教育の精度も深度も低くなりますし。
フリーランスとしてのプログラミング
さて、ここからは「フリーランスとして働く」ケースについて考えていきましょう。
在宅であってもオフィス常駐であっても、「会社員」であるならば極端な違いは無い、というのはお分かり頂けたと思いますが、「フリーランス」となると、これまた別物です。
会社勤めにはない苦労やリスクが付きまとう事になります。
ですが、結論からお話ししますと、プログラミングの仕事を続けるのならば、いずれはフリーランスを目指し、早い段階からそれを視野に入れる、ということも重要だと考えています。
フリーランスに求められるスキル
まず、単純に「プログラミングスキル」ですが、より高いものが求められる事は想像がつくでしょう。
会社雇用であれば、最初のうちは先行投資で仕事を覚えてもらう、つまり「エンジニアとして育てる」という事をしますが、フリーランスに求められるのは「即戦力」です。
報酬に見合うだけの結果を出してくれるかどうかが全てなのですから。
また、一つの言語に突出しているだけでは受注出来る案件が限られるため、広く浅く(浅すぎてもいけませんが)どの言語にもそこそこ対応できるような、幅の広いプログラミング能力が必要になります。
さらに、フリーランスに求められるのはプログラミングの能力だけではありません。
自身でクライアントを確保し案件を受注するための「営業力」はもちろん、優れた「コミュニケーション能力」が無ければクライアントからより深く具体的な要望を聞き出す事が出来ませんし、時には仕事量や料金面での「交渉力」も必要になるでしょう。
会社勤めで、仕事をダラダラやってるからいきなりクビ! いうのは考えにくいですが、納期が守れないフリーランスなんてすぐに仕事を切られちゃいます。
よって、同じ在宅でも、より高い自己管理能力が求められる。
そして、シンプルに「人間力」も問われます。
エンジニアという職業は、最先端の機械や技術を駆使し、目には見えない「システム」という商品を売るのが仕事ではあるものの、やはりその根幹にあるのは「人対人」の関係です。
プログラミング能力が高くとも、文句や愚痴ばかりを口にしたり、最低限のマナーや常識を身につけていない人間には仕事は回ってきません。
なんだかんだで、まだまだ狭い業界ですからね。
悪い噂や評価は想像以上に早く広く伝わります。
プログラマーとして優秀であるにもかかわらず、常識の無さが仇となってフリーランスとして大失敗した人は今までにたくさん見てきましたよ。
この様に、フリーランスには「何か一つに特出した能力」ではなく、総合的になんでもこなせるオールマイティな能力が必要とされるのです。
フリーとして案件を獲得する方法
今や、「資本金1円でも会社を起こせる時代」ですからね。
しかし、難しいのは仕事を受注し続け安定した収入を得る、という事です。
いわゆる「飛び込み営業」で数ある企業を一件一件しらみつぶしに訪ねる、という時代でも業界でもありませんので、案件を見つけるには下記の様な方法がセオリーです。
- 勤めていた会社、友人・知人のツテ
- 求人サイト
- クラウドソーシング
一番いいのはやはり、「ツテを活かす」事ですね。
そもそも初対面のクライアントから仕事を受注するのは、「いかに自分を売り込むか」にかかっており、そしてそれが一番難しい。
多数のフリーランスから自分を選ばせなければならないわけですから、十分なスキルがあって信頼に足るエンジニアだという事を客観的に示せなければ競争には勝てません。
当然ながら、条件のいい案件ほどライバルは多いですから。
その点、勤めていた会社や付き合いのある人達の紹介であれば、多少なりとも優位には立てますよね。
まあ、100%受注、というわけにはいかないでしょうが、紹介を受けている時点で他のライバルとの差別化が計れているわけです。
ただ、当然ながら「フリーになる前にしっかり信頼を得ている」事が大前提になります。
会社員として勤める中で、一つ一つの出会いを大切にするよう心がける事が、将来的な成功のカギだと言う事ですね。
これが前述の「早い段階でフリーを視野に入れて働くべき」の理由です。
ツテがないからと言って、しょんぼりする必要もありませんよ。
長らく不景気と言われておりますが、我が業界は「引く手数多」ですからね。
求人サイトやクラウドソーシングでも仕事はたくさん見つかります。
駆け出しのプログラマーにも出来そうなものもあれば、一般的なサラリーマンの倍以上の収入が見込める案件もあります。
そもそも業界全体が「深刻な人手不足」ですからね。
「2030年には79万人の人材が不足する」って経済産業省が言ってるくらいです。
プログラマーを欲している企業はたくさんありますし、企業とプログラマーの橋渡しをしている企業もたくさんあります。
確かに、「案件を獲得し続ける」のはフリーランスの一番大きな課題です。
その点の心配が拭えず、フリーになる決心がつかない、というエンジニアはたくさんいます。かくいう、私もそうでした。
しかし、やるべき事はあれこれ心配する事ではなく、「フリーを視野に入れて一つ一つの仕事をしっかりこなす」という事です。
確かに業界は人手不足であり、案件を見つける手段はたくさんありますが、プログラミングの質も人間としての質も低い人間はすぐに仕事が尽きるでしょう。
小さな案件でも誠意を持って全力で取り組む。
そういったエンジニアこそがクライアントの信頼を勝ち取り、生き残っていく。
いわゆる「現代型のビジネス」である我々の業界も、その点においては日本古来からの企業の在り方と全く遜色が無いのです。
未経験からフリーランス??
はっきり言いまして、未経験からいきなりフリーランスになる、というのは「ほぼ不可能」です。
というよく目にする決まり文句も話半分、いや、話1割くらいで聞いて下さい。
何故なら、実戦で使えるスキルは実戦でしか身につかないからです。
スクールや書籍でどんなに知識を吸収したところで、最前線で戦えるエンジニアにはなれません。
つまるところ、システム開発は「団体競技」です。
個人でいくらプログラミング経験を積んだ所で、所詮シュミレーションでしかない。
SES(エンジニアの派遣会社)のような、初心者でも採用してくれる企業でスキルや経験を身に付け、徐々にステップアップしていずれ独立、というのが多少遠回りに見えても正攻法です。
上記の通り、難しいのは「フリーになる事」ではなく「フリーを続ける事」ですからね。
会社勤めをするにしても、ただ漫然と働き続けるのとフリーを視野にして働くのとでは大きな違いが生まれます。
すぐフリーになるつもりがないとしても、「レバテックフリーランス」などに早い段階で登録をして、情報収集だけでもしておくと良いでしょう。
私も、フリーランスになる際にお世話になったサイトです。
なお、フリーランスとしての独立に関しては別記事「プログラマーが独立したらどうなる?【フリーランス経験済】」でより詳しく書いておりますので、ぜひご覧下さい(・Д・)
さいごに。
ちなみに、私も「在宅プログラマー」の1人です。
独立してからは投資や物販などのビジネスも手がけておりますが、未だに現役のプログラマーとしても案件を受注しております。
現在は小さい娘が2人おりまして、仕事に加え、初めての育児と家事に追われてんてこ舞いではありますが、嫁と二人三脚、すくすく育つ娘達をすぐそばで見守りながら平和な毎日を過ごせております。
もし、私が会社勤めで、こんなに大変な育児や家事を全て嫁に任せっきりだったとしたら、嫁はノイローゼになってんじゃないだろうか、とも思います。
こんな風に毎日を過ごせるのも、プログラミング技術を手に入れ、そして「フリーランス」になったおかげなんです。
仕事のために家庭をおろそかにするのか、はたまた家庭のために仕事量を抑えるのか、というのは多くの人に課される難題ではありますが、この仕事はそのどちらも両立できる可能性を持っています。
簡単な道のりではありませんが、努力するだけの魅力がある業界だと約束しますよ!