スパスパ・・・
ぁぁああ、もうやってらんなぃわぁ・・・
ええ、そうよ、酒もタバコも始めたわよ。
ついでに男も始めようと思って、色んなマッチングアプリ2桁ダウンロードしてやったわっ。
だってさぁ!
こないだ友達の家行ったら小学生の子供さんがパソコンでプログラミングしてるのよっ。
私なんかよりずっとレベル高いことやっててさ、なんか打ちのめされちゃったのよね。
だから子供にできない事やってやろうかしらって!
にしても、なんなのあの子!
遺伝子操作でもしてるんじゃないかしらっ! 怖っ!
ええっ?
今やスマホのアプリでもプログラミング学べるって?
・・・ほ、ホントだ・・・恐ろしい時代ね・・・。
アタシも、始めてみようかしら?
でも、なんだかたくさんあり過ぎてどれがいいのか分からないわねぇ?
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
本記事の信頼性
40歳でIT業界歴 20年。
プログラマーと せどり をやりつつ
会社の経営もしております。
結論・「楽しめる」事はもちろん、しっかり「学習」につながるアプリを選ぶべきです!
さてさて、ついに2020年から小学校で「プログラミング」が必修化されましたね。
小学校以外の学校教育に関しても、順に「プログラミング」が導入されていくそうです。
これに伴い、プログラミングを学ぶための「アプリ」が数多く開発されています。
その多くは無料で利用する事が出来ますし、有料のものでも1000円以下のものがほとんどですね。
しかしながら、逆に数が多すぎて「どれを選べばいいのかわからない」という方も少なくないでしょう。
「ただのゲーム」であれば単純に「楽しいもの」を選択すればいいのですが、それが「プログラミング学習としての正解」であるかどうかを判別するのは難しく、特にプログラミングに関して知識のない方であれば、ますます難易度が高くなります。
特に無料のものに関しては、正直「質の悪いアプリ」が少なくないと感じます。
今日は、数ある子供向けプログラミング学習アプリの中から
「無料で楽しく遊べて」かつ「しっかりプログラミングの基礎も身につけられる」
優良なアプリを、子供も大人も私も大好きなドラゴンボールの数に合わせて、7つ! お薦めさせて頂きます!
アプリでプログラミングを学ぶ事のメリットと重要性
と思われる方もいるかも知れませんね。
というわけで、まずは「小学校でのプログラミング必修化」の現状について少しお話し致しましょうか。
まず大前提として「必修化」といいながら「プログラミング」という科目が追加されたわけではありません。
「理科」や「算数」といった、これまで我々が当たり前に学んで来た科目において「プログラミングの要素」を取り入れて学ぶ、という事を意味しており、「プログラミングを身につける」事ではなく「プログラミングを介して論理的思考を身につける」事が目的になっています。
なので、「小学校に通えばプログラミングが出来るようになる」わけでは無いんですね。
加えて、まだまだ試験導入という印象が強いです。
そもそも教員にはプログラミング未経験者が多く、授業内容も明確では無いため、学ぶ学校や教員によって学習の成果には相当な差が生まれるでしょう。
今後、時間が経過する中で学習方法や内容も整備されていき、効率的・効果的なものに淘汰されていくはずですが、まだまだ時間が掛かるのは言うまでもありません。
そうなると、現時点で「学校以外での勉強」が重要であるのは明白です。
書籍での学習は小さいお子様にはハードルが高いですし、子供がまだ小さい頃から「プログラミングを本格的に学ばせる」という決断をしている親御さんも多くはないので、いきなり費用や時間的な負担の大きい「プログラミングスクール」に通わせるのも抵抗がある事でしょう。
プログラミング学習の第一歩として最も大切なのは「興味を持たせる」事です。
どんなに効果的で有効的な学習であるかというのは、当の子供本人にとってはどうでもいい事であり、彼らにとって大切なのは「好きかどうか」「楽しいかどうか」であるはずです。
その点から考えると、ゲーム感覚でどこでも楽しめる「アプリ」をプログラミングの入り口にするのは良い選択でありますし、ましてそれが学習素材として高い効果を持つとなれば言うことないでしょう。
もともと、掃除は好きじゃないんですがー、わざわざコンセントに繋がなくても気がついた時にサッとすぐ使えるので、面倒くさいと感じる事なく掃除できます。
プログラミング学習においても
って、参考書を開いたり、パソコンの電源を入れたりするのはある種の「決意」みたいなのが必要だと思うんですね。
その点、アプリであればちょっとした時間にサッと気軽に利用できますよね。
まして、キーボードやマウスの操作はまだ難しい子供であっても、スマホやタブレットで使えるアプリなら、タッチパネルで直感的な操作が可能ですしね!
オススメのプログラミングアプリ7選!
さて、今回は数あるプログラミング学習アプリの中から
「小さい子供が」
「楽しく、効果的に」
「かつ無料で」使えるアプリを7つチョイスしました。
1・Scratch
まずは超メジャー級学習アプリのご紹介です。
MIT(マサチューセッツ工科大学)で開発されたというバックグラウンドだけでも
という印象を受けますよね。
現実に、すでに学校やスクールでも学習教材として広く採用されています。
本作を含め、多くのプログラミング学習素材では「ビジュアルプログラミング言語」が使用されています。
名前だけですと何やら小難しそうに聞こえますが、これが実に画期的。
そもそも「プログラミング」を直感的に
と感じる一番の理由は、それが「意味不明のアルファベットと記号の羅列」であるからですよね。
「ビジュアルプログラミング言語」にも色々な種類がありますが、どれも「そのプログラミングの司る動作」を視覚的に容易く理解する事ができるんですね。
本作、「Scratch」においては日本語の命令が書かれたブロックをパズルの様に組み合わせてプログラミングを行う事が出来るんです!
よって、字が読めるのであれば小学校就学前のお子様でもプログラミングを行う事が可能です。
など、ごくごく簡単な動きが書かれたブロックを組み合わせてゲームやストーリー、アニメーションを作る事が出来ます。
以前はパソコンでしか利用できなかったのですが、バージョンアップに伴い、スマホやタブレットでも利用できるようになりました!
初歩的な所から楽しんで始められ、段階を踏んで複雑なプログラミングの学習にも対応している、非の打ち所がない学習アプリだと言えるでしょう。
2・Scratch Jr(スクラッチジュニア)
上記でご紹介したScratchの簡易版です。
Scratchでは「字さえ読めればプログラミングが出来る」と説明しましたが、本作では文字もほとんど使わず、ブロックにも文字ではなく「イラスト」を使用しているため、なんなら字を読む事が出来ない就学前のお子様でも直感的にプログラミングの基礎を学ぶ事が出来ます。
学習アプリには、実際にプレイするにあたっての説明が不十分な事が多く、内容は優れているのに
というものも多いのですが、本作はわかりやすい公式のチュートリアルが用意されており、つまらない事でつまずくことなくスタートが可能です。
また、キャラクターなどもより可愛らしく、子供好きするデザインになっています。
本作から始めて、経験を積んだらScratchにステップアップ、という使い方もオススメですね。
唯一の難点は、スマホで利用する事が出来ないためタブレット端末が無いと使えない、という所でしょうか。
みなさんご存知、アプリゲームで有名な「DeNA」が開発した学習アプリです。
小さいお子様でも無理なく始められる「超初心者向け」の内容になっており、このアプリからプログラミング学習を始める人も少なくありません。
本作も「ビジュアルプログラミング言語」を使用しており、簡単な命令が書かれたブロックを組み合わせる事でキャラクターを動かし、岩やドラゴンといった障害物を避けて
という、女の子でも親しめるような可愛らしいデザインと内容になっております。
チュートリアルも充実しており、なんとその内容を音声で教えてくれますので、文字が読めない小さいお子様にもうってつけ。
命令ブロックの種類が豊富なので、組み合わせ次第で様々なプログラミングを組む事が出来ますし、また、ゲームを進める事で新たな命令が書かれた新しいブロックを手に入れる事が出来ます。
「超初心者向け」ではありながら「変数」などの要素も含まれており、ある程度経験を積んでからも学習できる内容です。
さらには、自分で描いた絵や撮影した写真を使ってオリジナルのキャラクターを作る事ができ、さらにプログラミングでオリジナルの動きをつけ、
子供のみならず、現役プログラマーの私から見ても
と思わず唸ってしまう良作ですね。
4・ Viscuit(ビスケット)
こちらもメジャーなアプリの一つです。
プログラミング言語研究者である原田康徳氏が、自身の開発の集大成として開発しました。
本作でも「ビジュアルプログラミング言語」が使用されているのですが、上記の様な「命令が書かれたブロック」ではなく「メガネ」を使ってプログラミングを行う、という点が実に独創的。
自分で描いた絵をメガネの左右のレンズに配置するという実にシンプルな操作方法ですが、この配置の仕方で多種多様な動きを与える事が可能です。
文字ブロックと異なり、字が読めない子供でも時間をかければ感覚的に操作を覚える事が出来ますし、親御さんが「実際に操作するのを見せて覚えさせる」事にも適しています。
定められた状況下でのプログラミングを行うわけではなく、ゼロからプログラミングを始めるため、よりクリエイティブな学習効果が期待できますし、本作を利用したコンテストも開催されていますので、より長くより深い所まで学ぶ事が出来るでしょう。
ちなみに、アプリをスタートするとなんの説明もなくいきなりプレイ画面になりますが、公式ホームページにチュートリアルが用意されておりますし、メジャーなアプリのため、YouTubeなどにも多数動画がアップされておりますので、それらを参考に進めましょうね。
5・ GLICODE(グリコード)
さて、王道とも言うべきアプリが続きましたので、ここで変わり種も一つご案内致しましょう。
上記ではマサチューセッツ工科大学やDeNA、プログラミング研究者などITのプロフェッショナル発のアプリでしたが、こちらはなんと
でございます。
なんだか、イチローが俳優にチャレンジした時の様な違和感も感じますね。
何がすごいって、学習内容うんぬん以前に「実際にポッキーを決められた形で並べて、写真を撮ることでキャラクターが動く」というプログラミング方法が超斬新!
つまりはポッキーがないとプレイが出来ません!
まあ、ごくごく単純な3種類の動きをプログラミングするだけではあるのですが、プログラミングの根幹について学ぶ事が出来ますし、何よりそのユニークなプレイ方法が「楽しんでプログラミングを覚える」という点において特化しております。
手に触れられない画面上の情報だけでなく実際に手に触れられ、しかも「超美味しい」ポッキーを使用する事により、より強くお子様の好奇心を惹くことが出来るはずですよ!
こちらのアプリでは「論理演算」を学ぶ事を目的にしており、「AND」「OR」「XOR」「NOT」の演算方法を利用し・・・
ギブアップしてしまわないで!
いいアプリですからっ!
プログラミングに馴染みのない方には呪文の様な言葉ばかりで嫌になりますよね(涙)。
平たくいうとですね、パソコンって「0」と「1」の二つだけを使って計算してるんですよ(我々は0~9まで10種類の数字を使いますよね)。
これを「論理演算」といいます。
でもって、そもそもこの「論理演算」が、プログラミング言語に密接にかかわっている訳です。
難しく考えないでくださいねっ。
「難しいことを分かりやすく理解するため」のアプリを紹介してるんですから!
内容はまさに「パズルゲーム」といった感じで、「バグ」と言われる敵に対し、自身の操作するキャラクターである「AND」「OR」「XOR」「NOT」を上手に使って攻撃してやっつける! というゲーム性の高いプレイ感になってます。
イラストもキャッチーですし、アクションゲーム要素があったり必殺技が盛り込まれていたりと、「とっつきにくい難解なカテゴリーの学習」に対して、実に画期的なアプローチで楽しんで学ぶ事が出来ます。
ステージが進めば難易度も上がり、より論理演算能力が鍛えられます。
「論理演算」は、とっつきにくい知識であるものの、プログラマーを志すならば重要な学習内容であるため、楽しんで自然と覚えられるのは魅力ですね。
プレイ前のチュートリアルも分かりやすく丁寧で秀逸。
まあ、無料なだけあって広告量が多いのが玉にキズですが、優れた内容である事は周知の事実ですので、ある程度試してみたら、広告が無く、より難易度の高いステージが用意された「有料版」を利用しても損はないと感じます。
7・ FOOSとcodeSparkアカデミー
さて、最後にご案内させて頂くのはこちら。
なんせ、「ゲーム性が高い」という点において群を抜いた学習アプリであり、「飽きずに学習を継続させる」魅力を持っております。
基本的には、「スーパーマリオ」や「ロックマン」に代表される様な「横スクロールゲーム」となっています。
自分でステージを作り、実際にステージをプレイし、プログラミングを利用してステージを攻略していく。
オンラインで誰かが作ったステージをプレイする事も可能ですし、キャラクターのデザインや動きのバリエーションにも富んでいる。
なんだか極端にハイスペックな印象を受けますが、コレには秘密がありまして。
無料なのは「最初の1週間だけ」なんですね。
それ以降は毎月1000円弱の料金がかかります。
まあ、いいものを作るには金がかかるって事ですかね。
1週間経つと自動的に有料化されますので、退会方法なども事前にしっかり調べてからプレイしましょう!
貴方も一緒に遊びましょう。
さて、オススメのアプリを7つご案内させて頂きました。
他にも優れたアプリは沢山あります。
無料なのがいいところですし、お子様がどのアプリを気に入るかは分からないので、「色々試してみる」事をお勧めします。
加えてお勧めしたいのは「貴方も子供と一緒に遊んでみる」事です。
お子様がいる世代の多くの人間にとって「プログラミング」は未経験の学習であるはずです。
子供の質問に全く対応できない、というのは避けたい状況ですし、子供と一緒に楽しむ事でコミュニケーションも増え、モチベーションも上がるでしょう。
また、子供が「アプリ」を使って気軽に学ぶ事は出来ますが、それが本当に「学習」になっているのかどうかは当の子供達にはわかりません。
それを判断する貴方にも、やはり最低限の知識は必要なのです。
「プログラミング学習」において身につくとされる「プログラミング的思考(論理的思考)」を文部科学省は次の様に定義しています。
「自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号をどのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけばより意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力」
プログラミング学習においては「答えを出す事」ではなく「答えを出すために試行錯誤する事」に意義があります。
プログラミングの世界は常にトライアンドエラー。
何年やっても、何十年やってもその事実は変わりません。
学習の初期にこそ、その根幹にある思考や姿勢を学ぶ事が重要です。
自らも学び、何が答えかを知った上で、「何が答えか」を教えるのではなく「答えを出すための道筋」に導いてあげる事が学習において非常に大切なファクターなのです。
プログラミングスクールへのステップアップ。
確かに、子供向け学習アプリはプログラミング学習の「ファーストステップ」には最適ではありますが、やはりそれだけでプログラミングを深く学ぶのは難しいかと感じます。
可愛いデザインや楽しめるゲーム性などで好奇心を惹いても、やはり「飽き」は避けられませんしね。
ある程度、アプリなどで経験を積み、その上で興味を持ったのならば早い段階で「プログラミングスクール」の利用を考えてもいいのではないでしょうか。
アプリや書籍に比べると費用はそれなりにかかりますが、現代社会におけるプログラミングの重要性や、プログラマーにならないとしても「論理的思考」が身につく事を考えれば、決して「無駄な出費」にはならないと感じます。
↓のワンダーボックスでは 家庭で学べます。
内容もお勧めです。
ワンダーボックス
さいごに。
早い段階でのプログラミング学習が「論理的思考」を身につけるための手段として有効である事は、日本のみならず世界中が認めている事ですし、「論理的思考」はプログラマーになるためだけのものではなく、あらゆる分野において「優秀な人材を育てるため」に必要だと考えられています。
学校教育だけではなく、より専門的なプログラミング学習を受ける中で、「プログラマー」になりたいと感じる子供達もたくさんいる事でしょう。
お子様に「未来の選択肢」を一つ多く与えてあげられる事になります。
プログラミングの世界は果てしない知識の追求です。
「一生勉強」が業界の決まり文句です。
正直、本を読んでも、アプリをやっても、スクールに行っても、「実際の現場」で使えるレベルのスキルは身につきません。
常に学び続けなければいけないのです。
延々と続く「プログラミング学習」の道のり。
貴方がずっと一緒に歩き続ける事は出来ません。
ならばこそ、今後お子様が一人で歩き続けて行くために、何をすべきか、何を残せるかを考えなくてはならないのです。
我々の経験した事の無い未来が、もう目の前に訪れているのですから。